「簡単・時短」だけでは物足りなくなったら

「混ぜるだけ」
「材料3つ」
「5分で完成」
SNSを見ていると、
そんな簡単・時短レシピを
たくさん見かけますよね。
こんにちは。
米粉専門の料理研究家、
管理栄養士・米粉パティシエの梅子です。
忙しい毎日の中で、
手軽に作れるレシピはとても便利です。
私も、時短レシピそのものを
否定するつもりはありません。
「今日は簡単に作りたい」
そんな日もありますよね。
でも、お菓子作りを続けていく中で、
「もっと自分好みにアレンジしたい」
「いつか販売してみたい」
「オリジナルレシピを作りたい」
「人に教えられるようになりたい」
と思い始めると、
レシピ通りに作るだけでは
物足りなくなる瞬間がやってきます。

▶「もう少しこうしたい」と思ったら?
例えば、お気に入りのレシピを見つけて
美味しく作れたとします。
でも、
「もう少し、しっとりさせたい」
と思ったら、どこを変えますか?
砂糖?
油?
米粉?
焼く時間?
レシピ通りなら作れるのに、
少し条件が変わると、
「どうしたらいいの?」
となってしまう。
そしてまた、
理想に近いレシピを探し始める。
そんなことを繰り返している人は少なくありません。

▶ 米粉の知識だけでも足りなかった
そこで私が気づいたのが、
【米粉について知るだけでは足りない】
ということでした。
米粉のお菓子を作るなら、
米粉の特徴を知ることはもちろん大切です。
でも、作っているのは「お菓子」です。
なぜ、この材料を使うのか。
なぜ、この配合なのか。
なぜ、この順番で混ぜるのか。
そこには、それぞれ理由があります。
だから必要だったのが、
米粉の知識と、
お菓子ができる仕組みを理解する
【製菓理論】
この2つがつながったことで、
私自身のお菓子作りも大きく変わりました。

▶「正解を探す」から「自分で考える」へ
製菓理論を学んだからといって、
失敗しなくなるわけではありません。
米粉の種類や材料、
道具やオーブンによっても
仕上がりは変わります。
でも、
「なぜ、こうなったんだろう?」
と考えるための
判断基準を持てるようになります。
失敗したときも、
「このレシピはダメだった」
で終わるのではなく、
「ここを変えたらどうなるかな?」
と次を考えられる。
この違いは、とても大きいと思っています。

▶ レシピの数より、これからも使える力を
講座へお申し込みくださった方から、
「自分で作れるということは資産だと思う」
という言葉をいただきました。
私も、本当にその通りだと思います。
新しいレシピをひとつ覚えれば、
作れるお菓子はひとつ増えます。
でも、
材料の役割や工程の意味を理解し、
自分で考えられるようになれば、
アレンジしたいときも、
商品を開発するときも、
生徒さんから質問されたときも、
その知識を何度でも使えます。
簡単・時短レシピを楽しむことも、
もちろん素敵なお菓子作り。
でも、その先へ進みたくなったら、
次に増やすのは
「レシピの数」ではなくてもいい。
レシピ通りに【作る】から、
レシピを【理解して作る】へ。
自分が作りたいお菓子を、
自分で考えて形にしていく。
私は、そんな力こそが
これから先も使い続けられる
一生の財産になると思っています。
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